産業廃棄物の仕事はきつい?給料は良い?収集運搬ドライバーをやっていた僕の体験談

転職の話

40代でも転職しやすいと言われている産業廃棄物の仕事について話してみたいと思います。
僕は過去に産廃の収集運搬ドライバーの仕事を5年ほどしていた経験があります。
その実体験を元に産業廃棄物の仕事はきついのか?メリットはあるのか?給料は良いのか?
などの疑問・質問に答えてみたいと思います。

産廃の仕事をやっていた時は同業他社さんや種類が違う産廃業者さんと仲良くする機会がありました。
彼らと話をするとやはり給料の話題になるのである程度は産廃業者の給料水準がわかります。

そんな他の会社の産業廃棄物仲間の仕事についても話をしてみます。

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産業廃棄物の仕事のメリット

産業廃棄物の仕事のメリット

まず、産業廃棄物の仕事のメリットは何だと思いますか?

産廃の仕事はいわゆる3Kと呼ばれて
汚い・臭い・キツイ
の三拍子揃った仕事です(笑)

そんな3Kの仕事にわざわざ進んでやろうとする人はいません。
できることならもっとかっこよくて楽な仕事に就きたいと考えるのが普通です。

やはり産業廃棄物の仕事には何らかのメリットがあるから
この仕事を選んでいる人がいるんです。

ズバリ言ってしまうと、産業廃棄物の仕事のメリットは

・給料が良い
・仕事が楽(頭を使わない)
・入るのに容易

少なくともこの3つは当てはまると思います。

産廃業者の給料

給料が良いというのは昔より落ちてきているとは思いますが
普通の会社員の水準の給料額には達していると思います。

産業廃棄物ドライバーの給料明細

↑多い時でこれくらいは貰っていました

▼産廃会社の給料についてはこちらをどうぞ▼

バキュームカーの仕事は楽か大変か!?5年勤めて給料は!?
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産廃会社の社長は、自分の会社を良く見せたいと考えます。
特に2代目や3代目社長となれば尚更です。

ただでさえ地域の人々からも後ろ指さされて、
社会的人気もない業種ですからまともに見られたいと思っています。

なので産廃会社の社員には社会的ステータスは与えられないかもしれないけれど
その分、給料では自信持ってもらいたい、と考えます。

僕が働いたバキュームの社長もスクラップの会社の社長もこのような考えでした。
多くの産廃仲間の話を聞いても同じような答えが帰ってきます。

まあ、良いと言っても多少ですけどね。

ただ、昨今の派遣社員やブラック企業などと比べれば
結構まともな生活ができる業界だと思います。

産廃の仕事は超ラク!

そして、仕事が楽です。
楽というと語弊があるかもしれませんが
扱っているものが廃棄物=ゴミですから難しくしようがありません。

基本的にローテクを駆使して仕事をするので
何も考えなくても仕事になってしまうのが産廃屋です。

基本的に頭は使いません。
身体は酷使するかもしれませんが頭脳労働よりは疲労感は少ないと思います。

産業廃棄物系の免許や資格もいろいろありますが
末端の社員はあまり取りに行くように強制されませんでした。
まぁーここら辺はそれぞれの会社の方針にもよりますが
産廃会社は管理職側と労働者側とはっきり分けている所が多いので
労働者として入社したならば、そんなにうるさく言われないと思いますよ。

産廃は簡単に転職可能

最後に、入るのが容易です。
これは40代の転職先として産業廃棄物の会社が選ばれるくらいなので
年齢や入社試験のハードルは非常に低いと言えます。

とは言え、その時々の情勢にもよりますが
基本的に良く思われていない業界なので、人気は低いです。

なので、学歴や特殊な免許など、なにか光るものがある人物は面接の時に有利になります。
産廃会社の社長はそういう人物が大好物です(笑)

逆に若いうちから産廃会社に入って頭角を現していくというのも面白いかもしれません。
20代で産廃業界に入るなんて滅多にいませんから。

これら3つが産業廃棄物関係の仕事のメリットになります。

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産業廃棄物の仕事はきつい?

リサイクル工場はきつい?

産業廃棄物の仕事はきついのか?
たしかに始めてやった時はきついと感じました。

しかし、『きつい』よりは、むしろ『汚い』や『臭い』という方がヤバいと思います。

きつさは慣れます。
でも『汚い』と『臭い』はなかなか慣れません。

『きつい』は自分だけが不快な思いをするだけですが
『汚い』と『臭い』は仕事が終わって帰宅した時に自分の家族も不快にさせます!

正直、コレが大問題だと思います。

汚い

僕が働いていたバキュームの会社は作業着を会社がクリーニングに出してくれていました。
なので汚れた作業着を家の洗濯機で洗わなくて済んでいました。
靴下や肌着は多少汚れましたが、まあ家で洗っても許せるレベルです。

次に働いた(3日間で辞めたけど)スクラップの職場では、作業着は自分で洗う必要がありました。
けっこう泥だらけ、油まみれになる時もあるので、こういう場合は家族がけっこう不快な思いをしなければいけません。

臭い

続いて、『臭い』ですが
これはウンコ車の仕事がわかりやすいと思います。

あの仕事をやると体中にウンコの臭いが残ってしまいます。
作業をやっている本人はだんだんと慣れて、ウンコまみれでもご飯が食べれるくらいになるんですが
あの臭いを体に染みこませたまま帰宅するんです。

もうこれは独身者の一人暮らしでしか出来ませんよね。。

産業廃棄物処理業者の離職率

産業廃棄物処理業者の離職率

産業廃棄物処理業者の離職率は思っているほど高くありません。
僕が知っている会社を見渡してみても
入ってすぐに辞めてしまうようなブラック企業はありません。

全てが条件通りで不満なく働いているか、というとそれは言い過ぎかもしれませんが
ある程度満足して働いている職場が多いように感じます。

もちろん同業同士で集まって話をすると自分の会社の愚痴を言い合ってしまいますが
愚痴を言いながらも辞める気はまったく無いように感じます。

産廃関係の仕事に就いている人はほぼ100パーセントが転職組です。
ここ最近になって大学生の新卒を受け入れるような会社もありますが
現場で働く従業員は100パーセント転職してやってきた人です。

そんないろいろの会社に勤めて比較した結果、産廃の仕事の方が良いと考えているのでしょう。
なんだかんだ言って離職率は思っているほど高くないのが現状です。

転職するなら産業廃棄物業者はありか?

転職するなら産業廃棄物業者はありか?

最後に、40代で産業廃棄物関係の仕事に転職しようと考えている人に
「転職するなら産業廃棄物業者はありか?」というのを考えてみたいと思います。 

結論から言ってしまうと現在もこれからも産廃の仕事の人気はどんどん上がって行くと思います。
人気が上がって行くということは入社しにくくなって行くということです。

この理由として、産廃の仕事は許可が必要な事業なので新規参入がメチャメチャ難しいんです。
なのでよっぽどのことが無いと会社が潰れません。

安定しているか、ということを考えると普通の会社よりは数倍良いと思います。
産業廃棄物業者の社長の年収は2ちゃんねるでウワサされるくらい高いです。

家族経営で兄弟や子供たちがたくさん働いている会社がほとんどで
トップの親族が利益の甘い汁を吸い合っている構造となっています。

これらのことから、現時点での産業廃棄物業者への転職は非常に良いと思います。
しょぼい中小企業に入るくらいなら産廃業者をおすすめします。

全てが良いとは言いませんがよりベターな選択になると思います。

まとめ

産業廃棄物の収集運搬ドライバーを5年間やっていた僕が
この業界への転職について話をしてみました。

もちろんメリットばかりではないですが
デメリットとのバランスを考えて決めてみてはどうでしょうか?

経験者から言わせてもらうと一度、産廃業者に勤めてしまうと
工場などの普通の仕事に戻れなくなってしまう危険性があります。

あまりに産廃の仕事は頭を使わない楽な仕事なので
うるさいことを言われる普通の仕事が出来なくなってしまうんですね。

まあ40代で転職するなら背水の陣だと思うので
産廃の会社に挑戦してみると良いと思います。

 

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