連日、新型コロナショックの話題を記事にしていますが、日を追うごとに状況が悪化していってます。
このまま行くと、ホントに半年後には派遣社員や契約社員、期間工などの非正規労働者は一掃されてしまいそうです。
僕自身も現在、期間工として自動車メーカーの工場で働いていますが、リアルに危機が迫っていると感じています。
いつ契約更新がされない状況になってもおかしくありません。
できれば雇い止めにはなって欲しくありませんが、危機管理としてそういった時のシュミレーションをしておくべきだと思います。
なので、今回は期間工や派遣社員が雇い止めになった後にしなければならないこと、やっておいたほうが良いことを考えてみたいと思います。
実際に僕が雇い止めになったらこうしようと、考えていることになります。
これを読んでくれているあなたの状況に合わせて考えてみてください。
▼期間工の失業保険の給付額や給付日数に関する事はこちらを参考にしてみてください▼
雇い止め前にやっておくこと
雇い止めは契約終了時の1か月前には通告されます。
4月末で契約更新ならば、3月末までにはあなたに通告されることになります。
会社を去るまでに1か月ほどの猶予が与えられるので、その期間にやっておくべきことを考えてみます。
通常時ならば、この1か月の間に次の仕事先を決めておくべきだと思いますが
新型コロナショックの現状では仕事先が無いか、もしくは、あってもショボイ仕事しか見つからないでしょう。
なので、基本的に仕事は見つからない、と考えて行動するようにします。
貯金額を計算
次の仕事が見つからなければ、無職・無収入で生きていかなければいけません。
一人暮らしをしている、実家暮らし、など状況は違えど、お金は出て行くばっかです。
ここで一旦、あなたの持ち金を集計してみてください。
場合によっては習い事などを解約したり、車が必要なかったら売ってしまったり
高い契約のスマホ代を格安SIMに変えたり、
とにかく、毎月の支払額を少なくするように、いろいろ見直してみましょう。
雇い止め後の税金関係の計算して生存期間を算出
退職した後に、直ぐに仕事が見つかれば、健康保険や年金は次の会社の給料から天引きされるので問題ないですが
無職になると国民健康保険と国民年金に加入しなければいけません。
しかも、これは自分が現金で支払わなければいけません。
前年度の年収額によって変動しますが、けっこう高額です。
・市県民税 24万円
・健康保険料 28万円
・国民年金 20万円(月額16410円)
これだけの金額を無職になってから払わなければいけません。
実際は辞めた月によって若干の違いはありますが・・・。
おおよそこれくらいの金額は請求が来ると想定しておきましょう。
住む場所の確保
実家住まいの人は関係ありませんが、会社の寮に住んでいる場合
雇い止めになると数日以内に退去命令がおります。
なので、辞めてからじっくりアパートを探すということができません。
雇い止め宣告されてから退社するまでの間に次の住処を探さなければいけません。
無職の期間がどれくらい続くかは不透明なのでできるだけ家賃の安い物件を探すようにしましょう。
一応仕事を探してみる
どこの会社も新型コロナショックで求人どころじゃないとは思いますが
一応仕事を探してみましょう。
募集が出ていても、新型コロナショック前に出した求人で、現在は募集してませんという会社も多くなってきます。
非常に効率が悪い状況なので無理しない程度に探してみましょう。
雇い止め後にやること
会社に在籍している間にやれるべき事をやっておきましょう。
そして、いよいよ雇い止めになった後にやるべきことを考えてみます。
在籍中に次の仕事が見つかれば、それはそれで良いことですが
多くの場合、この状況では就職活動が長引きそうな感じですね。
離職票をもらい国民年金の免除手続き
会社から離職票をもらったら先に、市役所の国民年金担当窓口に行って国民年金の免除手続きをやりましょう。
令和元年の金額だと月額16410円の年金保険料を支払わなければいけません。
年額に計算すると約20万円!
失業中は免除してもらったほうが、絶対に良いですね。
就職が決まって金銭的に余裕が出てきたら後から納付することができます。
失業保険の手続き
続いて、離職票を持ってハローワークに失業保険の手続きに行きましょう。
順番的には(国民年金免除手続き)⇒(失業保険手続き)この順番だそうです。
直ぐに仕事を見つけるから失業保険なんかいらない、と手続きをしない人がいます。(過去の僕がそうでした)
退職した時点で仕事が見つかっていないのなら絶対に失業保険の手続きをしてください。
仮に、直ぐに見つかったとしてもお金が降りる場合があります。
そして、グレーゾーンではありますが
失業保険をもらいながら働くという手もあります。
昔みたいに普通に働いてしまうとバレてしまいますが、知り合いの飲食店でお手伝いをしたり
建設業ならば、まだバレずに働く事ができます。
ここらは抜け道がいろいろありますが、知り合いのお手伝いならばほとんどがスルーされてしまいます。
そして、こんなご時世なので
失業保険をもらいながら、ガッツリ職業訓練校で勉強するっていう手もアリだと思います。
長いコースで1年などがあり、こういう不況の時は就職の時期をズラす事ができるのでより効果的です。
就職活動
そして、肝心の就職活動ですね。
状況はあまり良くありませんので、過度な期待をせずにじっくりと時間をかけて見つけるようにしましょう。
特に、不景気のボトムの時期は精神的にも焦ってしまい、変な会社に入ってしまう危険性があります。
どうしても金銭的に働かないと厳しいならば、僕が昔やった方法で
派遣をやりながら正社員を探すというやり方もオススメです。
副業
これから転職しても収入的に満足する金額をくれる仕事は少なくなってきています。
少ない収入で我慢するか、もっと稼ぎたいのなら副業をするしかありませんね。
もう副業はブームというよりは定着した感じです。
特に非正規社員の副業やってる率はハンパなく高いです。
僕のような40代の非正規社員はほとんどの人が副業に手を出しているんじゃないでしょうか。
もしも、あなたが、まだ副業をやって無いのでしたら
この無職の期間にスタートしてみるのがいいんじゃないでしょうか。
いろんなジャンルの副業がありますので
いろいろやってみて自分に合う副業を見つける感じが良いかと思います。
まとめ
僕の契約更新時期から算出すると
現時点では6月末、9月末のどちらかで雇い止めになると思っています。
この1年である程度の貯金は貯めましたので
とりあえず1年くらいは無職でも大丈夫な計算です。
その間にまったりと次の仕事を探していくつもりです。
あなたも、契約の時期と貯金額などなど、いろいろシュミレーションしてエックスデーに備えてください!
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