日産自動車で期間工として現在働いています。
最近、契約満了となったり
契約更新がされずに雇い止めとなっている期間工仲間が現れ始めたので
失業保険についていろいろ調べたり、職場で聞いたりして知識を仕入れました。
僕の仲間でも期間工を長い期間やっていたり
複数の自動車メーカーを渡り歩いているような期間工の人は
雇用保険や失業保険のことに関して知識がある人がけっこういます。
そんな期間工の失業保険のことについてまとめてみます。
期間工が失業保険を待機期間無しでもらえる条件
まず、期間工といっても派遣会社に所属して期間工をしている人や
派遣で仕事をしている人については話しが違ってきてしまうので
ここで言う期間工とは
メーカーと直接雇用契約を結んだ期間工ということにします。
トヨタや日産、ホンダなど、大手メーカーなどの期間工のほとんどが
このメーカーとの直接雇用契約で期間工をしています。
その期間工は契約期間が3ヶ月や半年おきに
新たに契約を結んで延長して働いています。
そしてほとんどのメーカーで最長2年11ヶ月までとなっています。
この3ヶ月や半年の契約期間が終わるタイミングで
何らかの理由で契約更新をせずに辞めた場合と
最長の2年11ヶ月のタイミングで辞める場合を『契約満了』での退社となります。
・入社1週間でイヤになってバックレた・・
・半年契約の途中で退社した・・
このような場合は『契約満了』ではなく自己都合退社になります。
そして、期間工が失業保険を待機期間無しでもらえる条件というのが
この『契約満了』のタイミングで辞めた場合です。
詳しい説明は省きますが、期間工の契約満了は
『特定理由離職者2(正当な理由のある自己都合退職)』
ということになり
離職票や雇用保険受給資格者証の離職理由コードというのが
『2D(24)』
という表記となります。
↑離職理由の欄が24となっている
離職理由コードは用紙の右端となっている
この場合3ヶ月の給付制限無しで失業保険をもらうことができます。
ただし、そのメーカーで満12ヶ月を超える期間在籍してなければいけません。
期間工は失業保険をいくらもらえるか
期間工に限らず失業保険でもらえる金額を算出するのには
年齢や直近6ヶ月の賃金などで変わってきてしまいます。
普通に期間工として働いていたら
・日当手当が6000円
・月額16万円
・給付期間90日
これくらいが最低ラインとして支払われます。
つまり、毎月16万円を3ヶ月間もらうことができるんです!
この金額は直近6ヶ月を180万円で計算しているので
期間工としては最低ラインの収入となっています。
殆どの場合、月額16万円以上はもらえるでしょう。
期間工が失業保険をもらえる期間
期間工がちゃんと、『契約満了』で退職した場合
離職票や雇用保険受給資格者証の離職理由コードというのが『2D(24)』という表記となりますが
失業保険をもらえる期間は自己都合退社と同じです。
殆どの場合90日間です。
雇用保険の加入期間が10年以上となると少し伸びます
これが雇い止めに近い形で退職となった場合は会社都合での退職なので
受給期間が伸びたりします。
この場合はしっかり離職理由コードを辞めるときに確認しておきましょう。
会社都合の場合『特定理由離職者2(正当な理由のある自己都合退職)』ではなく
特定理由離職者1、もしくは特定受給資格者となり
給付日数の優遇措置を受けることができます。
まとめ
期間工を3ヶ月や半年の契約期間が終わるタイミングで『契約満了』退職した場合
すぐに失業保険を受給することができます。
意外にこの事を知らない人が多いです。
もちろん直ぐに次の仕事を探して見つかり次第に就職する場合でも
失業保険の手続きをしておけば再就職手当として
失業保険の恩恵に預かることが可能です。
どちらにしても期間工を辞めるときは
離職票や雇用保険受給資格者証の離職理由コードをしっかり確認しておいてください!
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