底辺男の人生エピソードを今回も話してみたいと思います。
怖い話が苦手な人は読むのを止めてください。
底辺男の人生と言って良いものかどうか迷いましたが
間違いなく2人は人種的には底辺なのであえて呼ばせてもらいます。
しかし、この底辺男の2人はもうこの世にはいません。
2人共すでに死んでしまいました。
そして2人の死に共通する事があります。
しかも、その事実を知っているのは僕、たった1人なんです・・・・。
いや、もう1人いました
そのもう1人とは・・
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ナンパ男のS木M彦(仮名)
S木M彦と僕は幼稚園から同じで小学校、中学校まで同じ学校へ通っていました。
クラスが同じになったことも何回かあり、僕の家には来たことはありませんでしたが
僕がS木の家に遊びに行くことはけっこうありました。
なんていってもS木の家はかなりのお金持ちで、行くといつもおやつを出してくれるのが楽しみでした。
毎年、お正月のお年玉を10万円以上もらったと自慢していたのをよく覚えています。
ここだけの話、S木のお父さんの財布からお金をパクって2人でゲームを買いに行ったこともありました。
いつも万札で買い物をする小学生・・今思えば怪しい小学生でした(笑)
そんなS木と遊んでいたので僕の小学校の時はかなり羽振りが良い生活をしていました。
お金持ちの両親に甘やかされて育てられたので彼の性格はかなり自己中心的になってきました。
欲望が抑えられないといった感じで、欲しいものは何としてでも手に入れる、そんな性格でした。
小学生の時からスカートめくり、抱きつき行為などハレンチな行為も目立っていました。
小学校高学年、そして中学に上がる頃には、当時では珍しく彼女を連れていたのも彼でした。
中学を卒業する頃にはいろんな女を連れ回すナンパ男になっていました。
彼の底辺っぷりはブログでは表現できないほど凄まじく
女性に関してはまさにクズと言っても良いハレンチ男でした。
S木とは高校が違ったので、中学を卒業してからは地元のお祭りやお正月くらいしか会っていませんでした。
そんな高校の時、S木が付き合っていたのがH美です。
H美は不思議な雰囲気でヤンキーっぽいけど真面目、美人だけどネクラっぽく
いつもS木の後ろに付いて歩くような言葉少なげな女の子でした。
僕がH美と会ったことがあるのはホント数回で、会話もほとんどしたことがありませんでした。
そんなある日、S木が交通事故で亡くなってしまいました。
詳しい事は言えませんが、時間は深夜で
その時、一緒にいたのがH美でした。
高校生の若者が交通事故で亡くなった。
まあよくある出来事です。
突然の出来事で地元の仲間がみんな集まって悲しみの中、S木を見送りました。
転職を繰り返すT中N之(仮名)
T中N之さんとは僕が25才の時に働いていたとある会社の同僚です。
まあ同僚と言っても僕より歳はかなり上でしたが。
T中さんの底辺っぷりは僕と似ていて、仕事が長続きしません。
僕の働いている会社に入った時、すでに何社も転職経験がありました。
会社でちょっと嫌なことがあると、「もう辞めよっかなー」が口癖で
ふてくされたり、逆ギレしたり、まあどうしようもない人間だな・・と思っていました。
そんなT中さん、みんなと上手くやっていけたのは飲みニュケーションがうまかったからだと言えます。
「飲みいこ!飲みに!」これも口癖で、毎週のように誰かと街に繰り出していました。
僕もT中さんを含めグループでコンパをやったり、
2人っきりでサシ飲みをしたりもしていました。
しかし底辺のT中さんはやはり約半年で会社を退職してしまいました。
辞めてからは段々と疎遠になり、いつしかまったく交流がなくなってしまいました。
T中さんが退職してから数年後、T中さんの事をすっかり忘れていた頃
共通の友人から電話が掛かってきます。
「もしもし?T中さんが亡くなったってよ!」
「マジか!?どうして!?」
「首を吊ったんだって・・」
理由までは聞けませんでしたが、住んでいるアパートで亡くなっているを発見されたそうです。
T中さんのお通夜での出来事
電話があった次の日だったか、T中さんのお通夜に行きました。
会場に行くと昔の職場で一緒に働いていた仲間が何人かいました。
※僕もその後、転職したので職場が変わっていた。
故人には悪いが、こういう時はお互いの近況を報告し合い
久しぶりに会えて話ができて盛り上がっていました。
そして、話はT中さんの事に・・
どうやらT中さん、相当な額の借金があったようで
それを苦に・・というウワサでした。
そして、彼のアパートで一番最初に発見したのが付き合っていた彼女だったそうです。
そうこう話をしていると時間になったのでみんなで焼香をやりに会場の中に入りました。
何人かで行ったので順番で焼香をやっていきます。
僕の番になったので一歩前に出て
親族の方へ一礼
顔を上げて親族の方々の顔を見た時、ハッとしました!
・・・・・
・・・・
・・・
・・
そこにはH美が!
目と目が合いました。
明らかに動揺した表情をする僕にH美の表情も変わってきます。
焼香が終わると、どうしても確認したくて
T中さんの親族ではない人に話を聞きました。
どうやらH美はT中さんの彼女で、一番最初に発見したのも彼女だったそうです。
考察
S木とT中さんに共通する知り合いは僕以外にいません。
たぶんH美は、僕がS木の同級生だと気付いていると思います。
そして、僕がH美に気付いている、と気付いていると思います。
おそらく彼女も、まさか共通の知り合いが居るなんて・・
そう驚いたに違いありません。
H美が2人の死にどう関わったのか知る由もありません。
偶然、付き合った彼氏が2人共亡くなってしまった悲しい女なのか・・
2人の死を呼び寄せた魔性の女なのか・・
はたまた、もっと深く死に関係しているのか・・・・
あれから10年以上経ちます。
しかし、何故かまた何処かでH美と会う、そんな気がしてなりません。
そして、二人っきりで話せる機会があったら
事の真相について迫ってみたいと思います。
その時はまたブログで報告します。
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コメント
初めまして、たんたんと申します。
ブログで人生の勉強をさせて頂いております。
怖かった。怖いよと言われて怖かった試しなんて、今までありませんでしたが、これは本気で怖いです。
お話の流れも巧すぎる…!
亡くなられたお二人の御冥福をお祈りするとともに、派手シャツさんが、H美さんの魅力に魅了される事の無きよう…
ブログまだまだ読みたいので(´;д;`)
たんたんさん、コメントありがとうございます!
オチがちょっとビミョーかなって思いましたが事実なんでそのまま書きました。
H美は、なんかホラー漫画に出てくるキャラクターみたいでリアルに不気味な雰囲気がします。
いつなん時、H美に出会っても大丈夫のようにメンタル鍛えときます!
エピソードネタはいろいろありますから、たまに発動しますね。
お楽しみに!
お疲れ様です
いや、多分そう遠くない未来に二人は再開する事になるでしょう。
どうか取り込まれませぬよう…
あれを思い出しました。望月峯太郎さんの漫画、「座敷女」
でも、伊藤潤二さんの「富江」の方が、美しいH美さんには近いかも…。
そうこうしてるうちに、またゾワゾワしてきました(´・ω・`;)
コロナの影響で落ち着かない状況が続いてますが、備えをしっかりされてる派手シャツさんを見習って、私も気を引き締めていこうと思います。
お仕事のお話と共に、エピソードネタも楽しみにしてますね
毎日お疲れ様です。
失礼致しました。
たんたんさん、コメントありがとうございます。
望月峯太郎さんの座敷女と、伊藤潤二の富江を調べてみました。
座敷女は怖すぎます。
たしかに富江のような雰囲気の女性です!
ホラーは苦手なので内容までは見ませんでしたが^^;
引き続きブログもよろしくお願いします!
深く考えると怖いですね。
2人はほんとに交通事故と自殺で亡くなったのでしょうか?
仕組まれたのでしょうか?
自分が考える一番怖い展開はH美さんと急に再会→恋仲になり、最後は派手シャツさんが死に追いやれるパターンですね。
漫画だとそういう展開はありますね。
こういう魔性の女は近寄らないのが一番ですね^^;
ホントにこういう事経験するとリアルで怖くなります。