底辺男の人生エピソードを語っていくこのシリーズ、7話目になります。
逆玉の輿に乗っかって人生を大逆転した男の話です。
転職回数17回の内、まだ初期の頃、僕が20代の頃に働いていた工場で一緒に仕事をした仲間です。
彼の名前は高橋さん(仮名)。
年齢は僕よりちょい上で、当時20代後半の年齢でした。
高橋さんは、工場の幹部社員の親戚ということで、比較的楽な仕事をやっていて
それでいて幹部の威光をかざしながらブイブイ言わせていたイヤ味なやつでした。
今回はそんな高橋さんの一発逆転人生をお送りしたいと思います。
借金癖と浪費癖の嘘つき野郎の話
高橋さんは会社の幹部の親戚とはいえ、立場的にも一般社員、彼の家も普通の一般家庭でした。
ただ、威勢の良さと見栄っ張りは一級品で常にブランド物を着飾り
車も2台所有して、どこのお坊ちゃん?って感じでした。
工場でも多少は良い給料を貰っていたかもしれませんが
全然、収入と支出のバランスはまったく合っていませんでした。
聞いた話だとアコムやアイフルなど消費者金融から自転車操業の如く借金を繰り返していたそうです。
給料のほとんどが借金返済で消えて行き、会社にも催促の電話が掛かってきていました。
一説では車のローン(2台分)と消費者金融数社からの借金が合計で1000万円を超えていたそうです^^;
そんな状態の時でも10万円以上する大型犬のペットを購入したり、
20万円以上する車の音響システムを組んだりと、ハチャメチャな生活をしていました。
そして、ついにその日はやってきました。
借金で首が回らなくなり自己破産です。
会社を首になったのか、自分から辞めたのかは定かではありませんが
会社を去った高橋さんは、長距離のトラックドライバーをやり始めたそうです。
何故か金持ち女性にモテる
工場で働いていた時から、何故か高橋さんは金持ちの女性にモテていました。
見た目は、中の中、で普通の見た目です。
強いて言うなら、ブランド物が好きなので、そういう会話が得意なのかもしれません。
誰にも物怖じせずに会話ができるのも、1000万円借金するほどの肝っ玉をもった男の成せる技かもしれません。
高橋さんが会社を辞めてから5,6年経った頃でしょうか
僕も退職してほかの会社で仕事をしていました。
当時の仲間と一緒に飲む機会があった時に、ちょうど高橋さんの話題になりました。
「そう言えば、高橋さん知ってる!?逆玉に成功したらしいぜ!」
詳しく話を聞くと、10歳くらい年上のバツイチの上流階級の女性と結婚したらしく
お金には何不自由なく暮らしているそうです。
仕事もその結婚した女性の関係会社に就職してトラックドライバーともおさらばし
借金まみれだった彼とは別人になっているとのこと。
当時の僕は、そんな10歳も上のおばさんだったら羨ましくも無かったんですが
今考えると、「それもアリだな」と悔しく思えてきました(笑)
例え、10歳年上のおばさんでも逆玉の輿で結婚して、何不自由なく暮らしたいですよね!?
後から聞いた話によると、高橋さんが金持ち女性との交際が続いたのは
当時流行り始めたインターネットでのお見合いサイトのおかげのようです。
当時はまだケイタイのIモードが全盛期でスマホなんか出てきていません。
高橋さんがパソコンを使用していたのか、ケイタイでやっていたのかはわかりませんが
まだライバルが少ないところでいい思いをしていたようです。
一時は1000万円オーバーの借金地獄で自己破産するというド底辺から
年上の上流階級のバツイチ女性と結婚して、自身も上流階級入りした、一発逆転の高橋さん。
あなたは羨ましいですか?
この逆玉ストーリーには後日談がありまして、工場で一緒に働いていた高橋さんと仲の良かった岩田さん。
彼が、この後、人生を狂わせて行きます。
そんな岩田さんのストーリーはまた次回に話したいと思います。
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