産業廃棄物収集運搬トラック運転手の給料明細と仕事内容を公開します

産業廃棄物収集運搬トラック運転手の給料明細と仕事内容を公開します 給料明細

産廃業界に5年いました。僕が39歳の時に入社して45歳で転職するまで勤めていました。
主に産業廃棄物収集運搬トラック運転手、バキュームカーのドライバー兼、作業員でした。
し尿等の一般廃棄物も扱っている会社ですが、僕は産業廃棄物がメインの仕事です。

その時の仕事内容と給料明細を公開します。
僕が退職する時は年収税込で500万円くらいはもらってました。
産廃業界の将来性は悪くありませんが闇の部分もあります。年収もそこそこあるけど離職率が高い理由があるんです。

比較的年齢が高い人でも就職できる可能性が高いです。
というのもやはり若い人では仕事が仕事だけに続かない人が多いからです。

そんな産廃業界のことについて僕の経験をまとめてみたいと思います。

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僕の会社の産業廃棄物の仕事内容

僕の会社の産業廃棄物の仕事内容

僕の元居た会社はとある地方都市の田舎にある一般と産業の両方を扱っている廃棄物処理会社でした。
一般廃棄物は俗に言うウンコ車、つまりバキュームカーのことで
僕がやっていたのは産業廃棄物の収集運搬業務、これもバキュームカーを使っての作業となります。

メインは各種工場から排出される汚水を収集して会社内の処理施設に下ろすという作業で
運転業務が半分、取引先工場や自社工場での積み下ろし作業が半分くらいの割合で仕事をしていました。

おそらくバキュームカーやタンクローリー車などの作業車の仕事はこんな感じで
運転手兼、作業者としての仕事から成り立っていると思います。

作業といってもバキュームカーからホースを取り出し、
取引先工場にある汚水が溜まった槽に突っ込んで吸い込むという内容です。
ホースの取り回しがけっこうな重労働ですが慣れればそれほど辛くはないと思います。

というのはバキュームカー(産廃)の仕事をしている作業員にはけっこうな年配の人も働いているので
いくら重作業といっても定年前後の年齢のおじさんができるくらいなのでたかが知れています。

しかも2人作業で車が1台ならば、運転は交代交代で半分寝ていてもいいので
遠距離への作業となると1日に4時間は車の中で寝ているということもあります。

ウンコ車の事はよくわかりませんが産廃のバキュームカーの仕事はけっこう楽な場合が多いです。
扱っている廃棄物も汚水なので、気を遣うということもそれほど無いし
大雑把に扱ってもぜんぜんOKです。

ただ、かなり汚い仕事です。
制服は夏でも長袖で手袋と長靴で完全防備して仕事をするので
身体に汚れが付くことはあまりないですが
仕事着はかなり汚れて、見た目も汚い印象です。

ちょっと自分の子供には見られたくない
まさに3Kの仕事といった感じになります。

産業廃棄物トラックドライバーの求人と給料

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買い手市場の現在ではウンコ車や産廃関係の仕事でもそれほど給料が多くはありませんが
一昔前はなり手が無かったので他の業種に比べると破格の給料で募集が出ていた時期もありました。

産廃業界は許可の取得が難しいので新規参入する会社は少なく
既存の会社が既得権益を牛耳っている業界です。

なので仕事や収入自体は安定していて
そういった意味では以前より人気が出てきています。

昔では考えられなかった大卒の新入生まで入社してくるくらいなので
昔を知る、入社20年以上の年配の人たちは扱いにかなり手間取っています。

結局、大卒での初任給というのは他の業界とほぼ横並びなので
その大卒初任給に合わせて中途採用の給料の相場も推移してきます。

ただ、会社によっては基本給以外にも作業によって手当を支給したり
資格や免許に対して手当を支給したりして給料の総額が多くなる場合もあります。
さらに、残業はしっかりと付く業界なので作業で遅くなったときは
残業代もプラスされて収入面では悪くないと思います。

おそらく求人票に掲載されている基本給などの表向きの収入額よりも
手当が加算されてけっこうな額になる会社が多いと思います。

僕がいた会社も作業手当と資格手当と残業代でかなり加算されて
仕事が多い月は手取りで40万円近くいったこともあります。

産業廃棄物業者の将来性

産業廃棄物業者の将来性

前の章でちょっと触れましたが産廃業界は新規参入がしずらい業界です。
産廃の処理場を作ろうと思うと許可も取りづらいし、
地元住民の反対運動なども行われて相当なハードルがあります。

よって、既存の会社が業界の甘い汁を吸い合っているのが現状です。
この傾向は今後も変わることはないと思うので
産業廃棄物業者の将来性は現状を維持すると考えられます。

新規参入が無い分、価格競争が行われずらくかなり儲かっていくと思います。
しかし、その儲けが末端の社員に行き渡るかというと
それは懐疑的ではありますが
会社自体はかなり潰れにくいと考えられます。

そんな業界なので給料が上がることは無いかもしれませんが
下がることもなりづらいので
ほかの業界よりも将来性はあります。

まとめ

元産業廃棄物の収集運搬トラックドライバーとして
産廃業界の給料や仕事、将来性について考えてきましたが
長く働く職場としてはかなり良い業界だと思います。

ただし、あの汚い仕事を嫌と思わなければですが。

仕事内容と給料、そして将来性のバランスを考えたとき
今後も人気がある業界になっていくでしょう。

僕も嫌な事があって辞めてしまいましたが
仕事と給料のバランスはとても良いと思っています。

転職の際の参考にしてもらえればと思います。

 

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