40代で転職して悲惨だった物語の第2話です。
▼その他のストーリーはこちらをどうぞ。▼
第1話 上司と揉めて会社を辞める
第2話 昼は転職活動しながら夜は派遣の生活
第3話 40代の転職の面接でよくある出来事
上司と揉めて会社を退職することになった僕は転職活動をするものの
退職日までには転職先を見つけることができませんでした。
そして、無職となった僕にやってきたのは
高額な国民健康保険料と国民年金の支払いでした。
もう余裕なんてありません。
すぐにでも仕事を見つけなければ貯金も底をついてしまいます。
昼間は転職活動しながら夜は派遣の仕事の生活
切羽詰まった状態で転職活動をしてムカつくのが、会社の反応が遅すぎることです。
ハローワークから会社に連絡を入れてくれて、まず履歴書を送ってくれと言われて送れば
返事がやってくるのが2週間後、しかも結果は書類選考で不採用・・・。
「おいおい、不採用ならもっと早く教えてくれよ!」
面接の予定を入れてもらえたとしても、日程は2週間後。
ちまちまやっていたら1ヶ月、2ヶ月はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
「これはバイトでもしながら転職活動しないとお金がもたないぞ・・」
求人誌やネットでバイトを探していると
ある求人に目が止まりました。
『夜勤専属の派遣の仕事』
この文言を目にしてひらめきました!
「夜勤で派遣の仕事をやりながら昼間に転職活動をすれば焦らずじっくり探せるじゃん!」
たしかに、昼間のバイトだと面接やハローワーク通いがなかなかできません。
夜勤専属で仕事ができれば昼間の時間が転職活動に回せます。
早速、派遣会社に電話して面接の予約を入れました。
派遣会社は大手の日総工産という会社で大きな都市には事務所を構えています。
その日総工産の事務所で面接というか説明のような話を受けました。
▼日総工産で働いていた時の給料明細▼
そして数日後、派遣先の会社に面接に行くことになりました。
派遣先での面接は簡単な仕事内容の説明と現場の見学をしてあっという間に終了。
正社員の仕事を探すのは、前職に在職中に数ヶ月と仕事を辞めてから数週間しましたが
ホント、箸にも棒にも引っかからずオールスルーでしたが
派遣の仕事は一瞬で決まりました!
このスピード感はお金が底をつきそうで切羽詰まった僕には凄くありがたかったです。
40代半ばのおっさんが派遣社員として仕事を始めるとどうなるか
マジでお金がヤバかったのと、早く国民健康保険と国民年金から抜けたかったので
最速で仕事に就けるように日程を早めてもらいました。
たしか、日総工産に電話してからちょうど1週間後には仕事の初日を迎えていました。
もちろん、給料をもらえるのは1ヶ月以上先になるのですが
とにかく焦って仕事をスタートしました。
40代半ばのおっさんが派遣社員として仕事を始めるとかなり屈辱を受けます。
特に今まで普通に正社員としてバリバリ働いていた40代が始めて派遣社員として働くと
想像とのギャップに打ちひしがれると思います。
まず、派遣社員の教育担当はかなり若い人の確率が高いです。
下手したら20代のおにーちゃんにおっさんが教わる感じです。
まあ、その人のキャラにもよりますが
僕はかなり年下の人にも敬語で話しかけていました。
時には年下の教育係がガチ切れすることもあるし
イヤミを言われることも・・。
そして自分と同年代の正社員はというと、かなり偉くなっているので
直接話すことさえありません。
「同じ年代なのにこの差は何・・」
プライドが高い人は悩んでしまうかもしれません。
僕はこういうのはへっちゃらでしたが。
そして派遣社員として働いてもっとも苦労したのが
同じ派遣社員との関係でした。
とにかく派遣社員にはレベルの低い、質の悪い、底辺な人種が多いです!
こういう人達と一緒に仕事をしなければいけないので
時には摩擦も起きるし、人間関係の衝突も起きてきます。
仕事をする上で一番めんどくさいのが、ちょっと仕事経験が長いだけで
やたら偉ぶったり、直ぐにマウントを取りにきたりする奴です。
まあ、あらかじめこういう人種が多いんだな、と構えていればそれほどショックは受けませんが
何も知らずにいきなりこの人種と仕事をすることになるとマジでビビります。
もしも、あなたが派遣社員として働こうと考えているなら
こういう人種が何割かいると覚えておいてください。
一定の距離を保って接していれば、直ぐに慣れると思います。
派遣社員は仕事が楽
派遣社員としてスタートして1ヶ月もすれば仕事にも慣れてきます。
基本的に単純作業を繰り返す仕事なので、一旦覚えてしまえば直ぐに慣れます。
単純作業を繰り返すのが苦手の人には派遣社員はオススメできませんが
ボーっと何も考えずに単純で楽な仕事をやりたいって人には打ってつけの仕事かもしれません。
そして、派遣社員がやる仕事は基本的に責任がありません。
もちろんミスや不手際をやれば怒られたり、注意されたりすることがありますが
責任を取らされる事はありませんので、常にストレスフリーで仕事ができます。
仕事の事を考えると胃がキリキリ痛む・・
僕も昔は(20年も前ですが・・)そういう仕事をやっていた時期もありました。
それと比べるとホント楽な仕事です。
ただ、あまりに楽な仕事すぎて
やりがいを感じたり、スキルアップをするようなことはありません(笑)
まとめ
切羽詰まった僕は派遣社員として働きながら転職活動をしようと考え、
日総工産の派遣社員として夜勤専属勤務で仕事をスタートしました。
年下の教育係に戸惑いながらも教えてもらい
底辺な派遣社員仲間とも上手く付き合いながら
徐々に仕事を覚えていきました。
あまりに仕事が楽すぎて
「このまま派遣の仕事をしていても良いかな・・」
などという考えも頭をよぎりました(笑)
この後のストーリー【その3】へ続きます。
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