46歳の時にタンクローリーのトラックドライバーに転職して3ヶ月で辞めた時の話を以前しました。
そのタンクローリーのトラックドライバーの求人に応募するときに書かれていた募集要項の内容と
勤務時間などはウソが書かれていましたが給料に関しては本当でした。
しかし、入社して見習い期間（横乗り期間）の給料に関してはかなり低く
とても生活出来るレベルではありませんでした。
その横乗りの時と一人立ちしたときの給料明細を見て
10tトラックドライバーの給料について話してみたいと思います。
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10tトラック横乗り給料明細（見習い期間）
この給料明細が僕が大型トラックドライバーとして入社した時の給料明細です。
たしか求人票には｢見習い期間あり」としか書かれていなかったんですが
その期間の給料に関しては
・時給800円（最低賃金）
・残業が付かない（違法？）
・休出はなし
という内容でした。
残業代が付かないというのは入社して初めて聞いた話で
毎日3時間前後の残業が日常化している仕事なので
これはかなりキツイと思いました。
見習いの横乗り期間は、初めは横に乗って見ているだけだが
慣れてきたら自分が運転して先輩ドライバーが助手席で見ているようになります。
この横乗り期間が2ヶ月間続くんです。
正直、仕事自体は２週間もあれば覚えることができるので
残りの1ヶ月以上はほとんど先輩ドライバーは横でヒマそうにしていました。
しかも、先輩ドライバーは残業しても給料に付きます。
僕は見習い期間なので残業は付かない。
先輩ドライバーの中には、残業代を稼ぎたくてワザと大回りして
時間稼ぎする人もいるんです。
僕は残業も付かないし、早く会社に帰って仕事を終わらせたいのに
チンタラ大回りするんでイライラが溜まってきました。
そんな勤務を続けて1ヶ月の給料が手取りで12万円！
残業なし、休出なし、時給800円って
学生のアルバイト並みの給料の額です！
10tトラック（タンクローリー）の給料明細
トラックドライバーの見習い期間の2ヶ月も終了して
ようやっと一人前の給料をもらえるようになりました。
基本給の他に残業代と走行距離に応じた歩合が加算されて
おおよそこれくらいの収入になります。
金額だけ見るとけっこうな収入があると思ってしまいますが
勤務時間を考えるとけして多くはありません。
まず、残業の65Hですが、これには待機時間が含まれていませんので
待機時間を含めた実質の拘束時間はもっと長いんです。
コースによっては3時間の待機時間が発生する不人気コースもあり
新人ドライバーの僕はよくそこへ回されていました。
早く終われる日で
6時ー18時
遅い日で
5時ー20時
という日課でした。
仕事自体はタンクローリーなので
荷物の積み下ろしに体力を必要としないので楽ですが
とにかく拘束時間が長かったです。
車の運転が好きで、職場での人間関係も良好に保てる人なら
この職場は良いかもしれませんが
僕には合わない職場でした。
大型トラックドライバーの年収
結局この仕事はたった3ヶ月で辞めてしまうんですが
この仕事を続けていれば年収で400万円は軽く超えます。
ボーナスはトラックドライバーなので期待はできませんが
月々35万円から40万円の税込収入があるので
年収で400万円代の後半になるんではないでしょうか。
この年収額は求人票にも書かれていた数字と合致しますし
他のドライバーに聞いても同等額を貰っている様子でしたので
年収に関しては求人票にウソなしということになります。
この運送会社はそこそこの規模の会社なので
まだマシかもしれませんが
小さい運送会社は給料の面でも少ないところが多い印象です。
特に4tで市内など近距離配送をする仕事では
手取り20万円はザラにあります。
ここら辺の中型トラックドライバーの年収は300万円というのが相場になってきます。
キツくて、長時間労働で危険を伴うトラックドライバーが
給料が安く設定されているのは納得がいきません。
まとめ
僕が3ヶ月で辞めた大型タンクローリーのドライバーの仕事は
年収で400万円後半を狙えました。
しかし拘束時間は長く、新人の僕で残業65時間
（まだ新人だったので休出の仕事は無し）
さらに残業が付かない待機時間もあります。
いままでまともな仕事をしてきた人にとって
カルチャーショックの連続でびっくりするかもしれませんね。
トラックドライバーからトラックドライバーへの転職も多いので
同業種での転職はより良い条件を渡り歩くのはありだと思いました。
たった3ヶ月ですが良い経験になったと思います。
この記事が大型トラックドライバーへの転職を考えてる人に
役に立てればと思います。
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