底辺男の人生エピソードの第12話目。
コンビニ店員の恋物語として、今回の主人公は僕のストーリーをお届けします。
今回のお話はコンビニ店員あるあるとして、気になるお客さんとの恋のストーリーです。
最低賃金スレスレの底辺職場の一つであるコンビニ店員に高校の時のアルバイトから足を踏み入れた僕。
その後、社会に出て就職した後も、たまにアルバイトでコンビニ店員をしていました。
1回目の就職を速攻で辞めた後、当時流行りだしていた『フリーター』というナウい働き方をし始めました。
今でこそ、非正規や派遣社員、フリーターなんて底辺の働き方のイメージですが
当時は、若者がフリーターというと、
「夢を追いかけているんだね」
「自由でかっこいい!」
と、プラスのイメージも結構ありました。
そんなこともあり、19歳でコンビニ店員にフルタイムのフリーターとして働き始め
結局、トータルで2年くらい勤めていました。
その間の、数ある恋物語の一つ、今でも思い出す非常に印象的なストーリーをお話します。
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コンビニ店員はモテる?モテない?
コンビニ店員はモテると思いますか?
今回の話を聞いたら底辺職場のイメージがガラリと変わるかもしれません。
底辺職場のイメージというと、キツい仕事であったり、汚い仕事であったり
自動車関連工場のように男性中心の作業員といった印象を持っている人がほとんどだと思います。
そんな、数ある低賃金の底辺職場の中でも異色なのがコンビニ店員です。
低賃金労働の代表のような職業ですが、たしかに収入は期待できないかもしれません!
しかし、女性にモテるかどうか?と聞かれれば
間違いなくモテると断言できます!
もちろん、ネクラなキモオタ君では駄目かもしれませんが
普通に清潔なイメージを保っていれば顔が悪くても大丈夫。
コミュ障気味で普通レベルの顔の僕がしっかりモテていたし、
周りの男性も、女性も、お客さんとの色恋は結構ありました。
コンビニ店員が気になるお客さんと仲良くなる
では、コンビニ店員の僕と気になるお客さんとの色恋話をしたいと思います。
当時、僕は工場が多い地域の街中にあるコンビニで働いていました。
その近くには多くのマンションやアパートなどがあり、通勤時間には多くのお客さんで賑わうお店でした。
後から聞いた話なんですが、コンビニの近くのあるマンションは、とある工場の専用の寮だったようです。
その寮の特徴は女性専用。
朝と晩にシャトルバスで工場と寮を往復しているので
その時間になるとコンビニの店内は寮の女性でごった返すという嬉しい状態でした。
寮に住んでいる女の子は、九州や沖縄、そして北海道など、いろんな地域からやって来ていました。
そのほとんどが1人で赴任して来たようです。
その中の1人に、南国の奄美大島から単身で仕事をしに来ていたS井J子(仮名)がいました。
色白でクルリンとした大きな眼が印象的、茶色のショートヘアーにいつもお洒落な格好をして
上目使いの可愛い仕草でお金を出す、めちゃくちゃタイプの女性でした。
あいさつ程度の会話から、コンビニのカウンター越しでする範囲の世間話にまで発展すれば
お互いに好意を持っているという確信に変わっていき、電話番号を交換するようになるまで、そんなに時間が掛かりませんでした。
当時、まだスマホや携帯電話はもちろんのことポケベルも持って無かったので、固定電話の番号を交換していました。
1年で終了したJ子との恋
今思えば、異国の地に1人で働きに来たJ子が地元の彼氏を作ろうと頑張っていたんだと思います。
どちらかと言うとJ子の方からの強烈なアプローチで付き合い始めた僕達は、まだ10代と若かったこともあり
ほぼ毎日の方に会って、いろいろな所へデートをして、激しく燃えた恋でした。
夢の様な楽しい時間を過ごしたり、激しく感情を出してケンカをしたり
そんなジェットコースターのような恋は、長続きはしません。
付き合って1年ほどでJ子の方から別れを切り出してきました。
どんなに僕が「やり直して欲しい」と懇願しても、かたくなに拒否してきたJ子との恋は終わりました。
コンビニ店員は楽しい仕事
そんなJ子と付き合っている最中も、別れた後も、コンビニ店員仲間との付き合いは凄く楽しかったです。
シフトを調整してみんなで飲みに行ったり、夜中の勤務明けに海水浴場へ泳ぎに行ったりと
仕事仲間と遊ぶ時間も凄く良い思い出です。
そのコンビニ店のオーナーは2店舗を経営していたので従業員も結構多くて
平日休みだけど遊ぶ人には困らなかったくらいです。
そして、お客さんともおしゃべりして仲良くなる人もたくさんいました。
一緒に町内のお祭りに参加したりもしていました。
新人アルバイトのY田君の打ち明け話
J子と別れた半年くらい後に、いつもの店員同士の飲み会に参加しました。
そこには専門学生の新人アルバイトのY田君が初めて来ていました。
Y田君は専門学校生ということもあり、シフトが重なることがほとんど無かったので
顔を合わせる程度しか、お互い知らなかったので飲みながら親交を深めていました。
「Y田君、モテそうだけど彼女いるの?」
僕は定番中の定番の質問をしてみました。
「いやー、つい先日、フラれたばかりなんですよ^^;」
かわいそうに、つい最近にフラれてしまった様なので、励まそうと思い会話を続けました。
そんな会話をしているうちに・・
「その元カノはどこに住んでるの?」
「なんか、お店の近くの寮の女の子なんですよね。。」
マジか!?
J子と同じ寮に住んでいる女の子と付き合っていたそうで、
僕と同じように、お店のお客さんと仲良くなって、付き合いだしたそうでした。
「オレも前に、あの寮の女の子と付き合っていただよ!」
そんな共通点が出来て、Y田君との会話が盛り上がってきました。
「Y田君が付き合っていた女の子って、何て名前なの?」
話の流れで、たまたま元カノの名前を聞くと・・
「S井J子って言います。」
「・・・」
言葉が出ないという表現がピッタリの状況で、
あまりの驚きに口を半開きして固まってしまいました。
後日談から明かされる物語の全貌
今となっては笑い話ですが、この実話の全貌を明らかにします。
僕は1年間、J子と付き合っていました。
その終わり頃にY田君がバイトで働き始めます。
僕との付き合いが終わる頃にJ子はY田君にアプローチを掛けていました。
僕とY田君は働く時間帯が違ったので知る由もなかったのです。
僕との付き合いが終わると同時に、いや、ひょっとしたら若干被っていたかもしれませんが
J子とY田君は付き合い始めます。
J子はコソコソとやっていたかもしれませんが
後になって聞くと、パートのおばさんと、同じ店舗で働くフリーターの女の子は全て見て知っていたそうです。
「○○さん(僕のこと)と付き合っていた女の子がY田君とも付き合っている!?」
そんなウワサを話し合っていたそうです。
知らぬは当事者の僕とY田君だけ(笑)
その後、コンビニ店員キラーのJ子がどうなったのか知る由もありませんが、
今でも夜な夜なコンビニを徘徊しているかもしれません・・
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