45歳でトラックドライバーに転職しました。
その時にいろいろな運送会社に面接に行って聞いたり
自分で調べたりしました。
大手の運送会社や最終的に僕が入社した中規模の運送会社など
いろいろな会社の研修期間の長さについて話してみたいと思います。
やはりトラックドライバーになるのに
研修期間である横乗り期間の長さと
その期間の給料がどうなっているか気になるところですよね?
その辺についてまとめてみます。
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運送業の横乗り期間とは
運送業の横乗り期間とはいわゆる研修期間のことを言います。
会社によっては多少の座学はあるものの
入社してから一人立ちするまでの間は
先輩ドライバーや教育係が横乗りしてOJT(オンジョブトレーニング)を行います。
横乗りも、まずは新入社員が助手席に座る期間と
実際に新入社員がハンドルを握る期間と2種類あります。
ヤマト運輸のように社内の試験に合格しなければハンドルを握らせてもらえないような
とても厳しい会社もあれば
僕が3日で辞めた鉄くずの産廃収集運搬ドライバーのように
入った初日から大型トラックに一人で運転させるような会社まで様々あります。
大手の運送会社になればなるほど一人立ちするまでの期間は長めに設定されています。
さまざまな運送会社の横乗り期間
では実際の横乗り期間はどれくらいになっているでしょうか?
僕が面接を受けて聞いた会社を中心に個別に答えてみます。
まず、先ほど出てきたヤマト運輸です。
ここは横乗り期間はおおよそ3ヶ月かかるそうです。
しかもハンドルを握るのに社内試験に合格しなければ運転することができません。
運転技術と同時にヤマトで使用する機械(伝票を作成するやつ)の操作をマスターしなければならないので
これほど長い期間、横乗りが必要になるそうです。
そして僕が面接を受けた西濃運輸と名鉄運輸の夜間の路線ドライバー。
大手の運送会社はどこも路線便がありますがどこもだいたい2ヶ月ほどの横乗り期間があります。
路線便は運行ルートも複雑では無いのにも関わらず
これほど長い横乗り期間を設けているのは
教育に力を入れている、とプラスに捉える事ができますね。
いろいろ面接を受けた結果、最終的に僕が就職したのが大型タンクローリーのドライバー。
この仕事もちょうど2ヶ月の横乗り見習い期間がありました。
この会社では一般貨物もやっていたのですが
こちらの方は1ヶ月ほどで一人立ちしてました。
ほぼ決まったルートを回る定期便が多かったので1ヶ月で大丈夫だったのでしょう。
そして、先ほど述べた鉄くず会社は即日で一人立ち、横乗り期間はゼロ。
その前に働いていた産廃会社も1回行ったところは次から1人で行くのが恒例になっていました。
このように会社の規模が小さくなるにつれ横乗り期間は少なくなってくる傾向があるように思います。
トラックドライバーの横乗り期間の給料
これが僕が横乗り期間の時の給料明細です。
横乗り期間は
・時給800円
・残業はすべてサービス残業
・休出は無し
という内容でした。
この横乗り期間の給料については大きく2つに分かれます。
一つは、横乗り期間も同賃金の太っ腹会社と
もう一つは、ホントは払いたくないけど最低賃金だけは払ってやるというケチ会社
西濃運輸や名鉄運輸など大手の路線便はどこも横乗り期間も同一賃金となっています。
残念ながら中小の運送会社は横乗り期間は最低限の賃金しか期待できないでしょう。
そもそも法律を守っているかどうかも怪しいレベルです。
僕が働いていた会社も残業をしても1時間も付いていませんでした。
走行距離に応じた歩合も、家族手当などの各種手当も全く無しです。
長くても2、3ヶ月の辛抱なので泣き寝入りする人が多いです。
トラックの横乗りは気まずい?寝る?
トラックの横乗りはかなり気まずいです!
同乗する先輩ドライバーや教育係が良い人である確率はかなり低いと思います。
何故なら、トラック業界で働く人はかなり個性的な人が多いからです。
手とり足とり教えてくれる良き先輩ドライバー、なんてことはまずありません。
協調性が無いからトラックドライバーになっている人がほとんどですので
楽しく横乗り期間を過ごせるという考えはなくしたほうが良いと思います。
相手の会話に軽く相づちを打って耳を傾ける、その程度で十分です。
あなたがハンドルを握った時には、ひょっとしたら先輩ドライバーは
助手席で寝てしまうかもしれません。
あの狭いトラックの中で1日10時間以上も一緒に過ごすと考えるだけで
気が滅入ってしまうのは僕だけじゃないはずです。
まとめ
トラックドライバーになった時の横乗り期間が不安に思うかもしれませんが
1ヶ月か2ヶ月の辛抱なので我慢しましょう。
給料も見習い期間は極端に少なかったりします。
入社前から会社に聞くなりしてしっかり確認をとって
シュミレーションをしてから入社しましょう。
支払いに当てにしていた金額が入らないと困ってしまいますよね。
貯蓄しておくなどして対応しましょう。
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