新型コロナショックで給料激減シュミレーション|リーマンショックの給料明細で考察

時事ネタ

2008年(平成20年)9月に起こったリーマンブラザーズの経営破綻から始まったリーマンショック。
日本への影響はその年の年末には確実に起こっていた。
非正規雇用労働者の一斉解雇、通称『派遣切り』
年末年始に炊き出しなどの避難所『派遣村』
このようなニュースで騒がれていたあの時を今でも鮮明に思い出されます。

僕はその当時は製造業で正社員として働いていて派遣社員を雇う側の立場だったんです。
その派遣社員の人数をどんどん減らし去っていく姿を見ていました。

正社員の僕自身も残業ゼロ、会社の休業からの給料の激減を味わっていました。

リーマンショック級の不況が今回の新型コロナで起きるなら
同じように給料が激減するはずです。

その当時の給料明細を見ながら、大不況が起きると給料がどのように減るのかを考察してみたいと思います。

スポンサーリンク

リーマンショック級の不況がまた起こる|新型コロナショック

リーマンショック級の不況がまた起こる|新型コロナショック

この記事を書いている2020年3月1日現在、新型コロナウイルスの感染者が日本でも増えてきて
ついに小中学校の一時休校を安倍首相が宣言しました。

さまざまなイベントが中止になり、旅行がキャンセルされて
確実に経済への悪い影響が出始めています。

現時点でも10年前に起こったリーマンショックを超える不況が訪れると予想する経済専門家もいるくらいです。
おそらく、2020年度中に大きな不況が実際に訪れると思います。

それがどれくらいの規模かはわかりませんが
リーマンショックと同じようなことが起きれば
われわれ労働者の給料にも直結する出来事となるでしょう。

新型コロナショックで雇止め続出!?

10年前のリーマンショックで起きたことが今回の新型コロナショックでも起きれば
大量の雇止めが続出すると予想されます。

2008年のリーマンショックの時は大量の派遣社員が契約を切られ『派遣切り』という言葉まで流行しました。
派遣切りで仕事と住む場所を追われた人々の為に2008年末には派遣村という救済施設も立ち上がりニュースで大々的に知られました。

 

僕が働いていた会社でも派遣社員を100人規模で雇っていて大手自動車メーカーから契約を解除された非正規労働者が大量に溢れていました。
その殆どの人は仕事が見つからずに沖縄や北海道、九州などの地元へ帰っていきました。

新型コロナショックで製造業の非正規雇用はやばい!?

新型コロナショックで製造業の非正規雇用はやばい!?

リーマンショックでは、特に製造業での非正規社員の解雇が目立ちました。
『派遣切り』という言葉どおり、派遣社員が契約を打ち切られ、
同じような立場の期間工も数を減らしていきました。

非正規社員が不景気で契約が更新されないのは違法ではありません。

スポンサーリンク

実際に派遣社員や期間工を経験したことがある人ならわかりますが
ある一定の契約期間ごとに、ちゃんと契約書にサインをしています。

僕の場合は3ヶ月更新の期間工なので、3ヶ月後はひょっとしたら契約が更新されない可能性もあるのです。
期間工や派遣社員は常に、この契約更新の不安が付きまといます。

今回の新型コロナショックでは派遣社員や期間工はかなりやばい!と言わざるを得ません。

新型コロナショック不況で給料はこうなる

新型コロナショック不況で給料はこうなる

リーマンショックが起きた2008年(平成20年)、翌年の2009年あたりは全国的に不況の真っ只中。
ほとんどの製造業では仕事が休みの日を作って、政府からの休業補償という補助金を申請していました。

たしか、休業補償を申請するには残業をしてはいけなかったので
残業がゼロになる上に、休業により給料が減っていました。
休業補償として何割かの補償がされましたが、実質大幅な給料ダウンでした。

ではその当時の僕の給料を見て不況時の給料の減少を考察してみましょう。

 

リーマンショック前の給料明細

2008年(平成20年11月)の給料明細です。僕のいた会社はまだ普通に残業してました。手取りで30万円近くもらっていたんです。

 

リーマンショック前の給料明細

2008年(平成20年12月)の給料明細です。派遣村が開設されたのがこの給料をもらった時期でした。僕の会社は年末まで普通に残業をしていました。

 

リーマンショック後の給料明細

2009年(平成21年6月)の給料明細です。休業が始まって週休3日で仕事してました。当然、残業はゼロ。給料も約10万円下がりました。政府の休業補償の補助金が出たので休業手当として何割か貰ってます。

 

リーマンショック後の給料明細

2009年(平成21年7月)の給料明細です。この月が一番給料が少なかったです。手取り17万4千円・・。新型コロナショックではこうならないことを祈ります。

 

まとめ

今回の新型コロナショックでも大量の非正規雇用切りが行われるでしょう。
派遣社員、期間工の人は契約が更新されない時の事を考えて備えておきましょう。

正社員で働いている人は上記で公開した給料明細のように給料が激減することが予想されます。
今から蓄えを増やすなどの対策をしておいてください。

2020年3月1日の現時点ではまだ先行きが不透明ですが
仕事に関しては最悪の事態を考えて行動したほうが良さそうです。

新型コロナの流行よりも、それによる不況の影響の方が心配です。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました